私の「五輪ストーリー」~東 隆彦さん

感動をありがとう!
この夏、世界最大のスポーツの祭典に出場した選手、コーチ、監督、トレーナー、選手のご家族、運営スタッフ、選手村スタッフ、ボランティアスタッフなど、祭典に関わったすべての方々、そして画面越しに応援した皆さま、本当にお疲れさまでした。
新型コロナウィルス感染拡大により、開催1年延長、そして無観客開催など異例づくしの大会となりました。
アスリートフードマイスターの皆さんはどのように参加されましたか?

アスリートフードマイスター事務局では、
この祭典に関わったアスリートフードマイスターの
それぞれのストーリーを、マガジン形式でまとめていきます。

この夏、特別な想いでアスリートをサポートしてきたあなたのストーリーをお聞かせいただけませんか?

第一弾は、長年さまざまな角度から「食」に向き合う仕事に携わってきた東 隆彦さんのストーリーをご紹介します。


2013年9月8日早朝、『TOKYO!』と発せられた瞬間、駒沢オリンピック公園の大画面を見守っていた多くのアスリート達と歓喜し拳を突き上げていました。
その時の私は、ぼんやりとではありますが、そこで何かしらに携わりたいと感じていた気がします。

2013年の歓喜の瞬間

それから7 年後、アスリートフードマイスター事務局から届いた一通のメールに目を通した時、ぼんやりしていた何かがしっかりとした形になりました。
何年も探し続けていた宝物を見つけたようで、少し興奮しながらも早速、選手村スタッフの申し込みサイトにアクセス。メインダイニング調理スタッフ部門に申し込みをしていました。

長年、ランニング指導とスポーツ栄養、調理に従事してきた私にとって、まさに千載一遇のチャンスです。
世界中から集った選手達に“食”のサポートができることに感動し、どの料理をどれくらい選ぶのかを直に見て感じることができる幸せに興奮しました。
祭典が始まってからというもの、選手村メインダイニングホール調理(アジア地区担当)として日々、数えきれないほどの出会いや発見に胸が躍り、喜びを噛みしめていたように思います。

晴海大橋から選手村を望む

アジアメニューで人気があったのは、餃子はもちろん、春巻きや小籠包でしょうか。
日本人には馴染みの薄いロティも結構選ばれていました。
炒め物では、ナンプラーやパクチーを使用したフォーやビーフン、
また、魚介類を炒めたものなどが、アジアを意識していて人気があったように思います。
鶏むね肉を使用した油淋鶏はアスリート食として人気がありました。
食べる量はそれぞれの競技によって差があるように感じましたが、
多くの選手が野菜とフルーツをバランス良くお皿に盛っていたように思います。

最高の贅沢を「この夏世界最大規模の食堂」で多くのスタッフ達と共有できたこと、まさしく8 年の時を経て、感謝の気持に包まれた至福の14 日間でした。


※イメージ(豊洲で仕入れた鰹と東さん)

プロフィール/東 隆彦さん
NPO法人ニッポンランナーズ理事(ランニングコーチ)
アスリートフードマイスター3級
専門調理師
調理技能士
アスリートフードマイスターカンパニー参照

Facebook https://www.facebook.com/takahiko.azuma.9

アスリートフードマイスター事務局では、
私の「五輪ストーリー」の投稿を広く募集しております。
アスリートフードマイスター事務局(info@athlete-food.jp)までご連絡くださいませ。

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